CASE STUDY お客さま開発実績

CASE 02
公共自治体様
緊急参集システム システム開発

システム開発

すばやく簡単に的確な情報配信と共有を実現します

メールによる職員参集や安否確認などをおこない情報共有もできる
「緊急参集システム」の開発を行いました。

開発の背景

開発のきっかけは、市民向けのメール配信サービスをご利用いただいていた市役所から、このサービスを利用して市職員に一斉に送り、参集確認などの回答を得られるシステムがないかとのご相談を受けたことでした。
当時は職員一人一人に電話での確認を行っていたため多大な労力と時間がかかっており、特に昼夜問わず発生する地震や気象警報などがトリガーとなる有事の参集確認は相当苦労していたそうです。

開発で苦労したこと

以下のような機能を持たせた汎用的な製品にすることが難しかったです。

毎年のように更新される職員の所属や部課など、変動的な組織階層構造に対応させること。

バラバラに管理されていた所属などのデータを関連項目として紐づけ、所属・部署の増減や変動に対応できるようにプログラム処理を工夫することで解決しました。

各職員へ送信する設問をメール単位で可変化した上で、1~2秒以内で回答を集計し、ウェブページとして見やすく表示させること。

データベースへのアクセス数を減らすと同時にインデックス等にも工夫し、数千・数万を超えるデータ集計にはメモリをフルに活用するプログラムにて対応させました。

警報の種類や発表状態が複雑な気象情報を、お客様の要望に合わせた気象条件や文面に自動変換する機能を持たせること。

公示されている仕様書を基に、発表された気象情報の内容をコード化し、受信側の緊急参集システムにて条件・文面を判別することで対応しました。
気象情報がどのような発表なのかを公示されている仕様書を基にコード化し、受信側の緊急参集システムにて判別することで対応できるようにしました。

現場での使いやすさを意識した機能を有すること。

実際にお客様に訓練などで積極的にご利用いただき、そこで得られたフィードバックを参考に数十におよぶ追加機能を実装しました。


気象情報と自動連携させることにより、的確に気象情報を判別し、数分以内に数千人への一斉配信が可能になりました。
また、回答の集計結果も1~2秒以内で表示されるため、現状把握や初動体制の確保が信じられないほど容易になったと好評をいただいています。

開発中は様々な問題が発生し、不眠不休で対応を行ったときもありましたが、「そこまで考慮しているんだ。」「現場のことをわかってる製品だよね。」「ありがとう、すばらしい製品だ。」との声を緊急参集システムをご利用いただいたお客様より多数いただき、「やってよかった」と心から感じました。

緊急参集システム
開発実績一覧に戻る